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生理痛について
生理のときの痛み、「生理痛」とひとくくりにしていませんか? いつ痛むのか、どんなときに痛むのか、生理の量との関係は?
それらを知ることは、あなたの痛みの原因を判断するのに とても大切な情報です。
1回の生理期間でも、2日目の痛みと4日目の痛みでは、痛みの原因がそれぞれ異なることもあります。
痛みの原因に応じた治療法を選ぶことで、痛みの軽減が可能です。
痛みの原因
痛みの原因は、一つではありません。大まかにいうと、痛みを強くする物質がたくさん出ているタイプ、生理の血液がお腹の中に逆流してアレルギーを起こしているタイプ、子宮が強く収縮しすぎているタイプ、女性ホルモンが間違った場所・時期に作用しているタイプなどがあり、複数の原因が重なっている場合も珍しくありません。
※実際は一つの原因にも何十種類もの物質が関与しており、正確な原因を特定するために月経血を検査することをお勧めします。
痛みの種類
一口に「痛い」といっても、痛みの種類は様々です。「絞られるように痛い」「重たくて痛い感じがする」「チクチクするような痛み」など、まずご自分の痛みがどんな種類の痛みなのか意識してみてください。
次に痛みが起きる時期ですが、月経前なのか月経中なのか月経後なのか、月経何日目に痛むのかを正確に知る必要があります。
月経前〜月経初日にかけての強い痛み:
子宮が強く収縮しすぎているタイプなのかもしれません。痛み止めだけでなく、子宮の収縮を和らげてあげる対処法が効果的である可能性が高いといえます。このタイプの場合、特に冷えが痛みを増強させます。
月経血が増えてから二日目、三日目以降に痛みがある:
お腹の中を逆流した生理の血液に対して、アレルギー反応が起こるために痛みが強くなっている可能性が高いといえます。
⇒詳しくは アレルギーと生理痛 のページへ。
痛み止めによって効く・効かないがある:
痛みを強くする物質が多く出ている可能性があります。痛み止めの種類や飲み方の変更で、痛みの軽減が可能な場合があります。
生理痛はなぜ起きる?
生理とは、妊娠に備えるベッドメイキングです。女性のカラダ(子宮)では、毎月毎月、複数のホルモンが作用してフカフカのベッドを用意し、妊娠しないとベッドメイキングしなおしています。精子と卵子が出会ってできる受精卵のためのベッド(子宮内膜)が剥がれ落ちて出血するのが生理です。
子宮の中に剥がれ落ちた内膜や血液が溜まると、それを押し出そうとして子宮自体が収縮します。
このこと自体は自然なことですが、この時に異常な痛み(生理痛)を感じる女性が最近とても増えてきており、「生理痛=子供を生めば治る。」とは言えなくなってきているのです。
月経がある女性のうち、
約3人に1人が月経痛や月経に伴う症状(吐き気、胃痛、イライラ、下痢など・・・)を訴えている
ため、「生理痛がある」ということ自体は異常なことではないと思われがちです。しかし、「生理痛」が体からの危険信号である場合も少なくありません。
あなたの「生理痛」は異常な生理痛ではないと言い切れますか?
女性としてのカラダのこと、ご一緒に考えてみませんか?
正常な生理痛と異常な生理痛
自分の体のこと、どこまで知ってますか?
例えば生理痛。初潮があって、痛みをごく自然に受け入れていても、実は体の奥に異常があって痛んでいる場合もあるのです。
知らないまま我慢し続けていませんか? もし、生理をもっと楽に過ごしていける方法があるなら、一緒に考えてみませんか?
子宮内膜症について
1.どんな病気?
・
子宮の内側にあり、生理のときに剥がれ落ちていく子宮内膜ですが、その内膜組織に似た細胞が他の場所にできてしまう病気です。
・
下腹部に発生しやすい。(腹膜・卵巣・子宮と直腸のあいだ)
cf、子宮腺筋症(せんきんしょう)
…子宮内膜が子宮の筋肉層の中にのめり込む病気で、激しい痛みと生理の量が多くなるのが特徴です。
2.病巣部で起きていること
・
子宮内膜細胞に似た組織が血液や液体などを分泌しています。
病巣部は次第に増殖して炎症物質などのさまざまな化学物質を生み出し、その修復の過程で、子宮、卵巣、腸などの臓器の癒着が起こり、痛みや不妊の原因になってます。
3.発生頻度
・10人に1人とも7人に1人ともいわれています。
・発症年齢は下がってきています。
・母親や姉妹に子宮内膜症がある場合、子宮内膜症になりやすい場合があります。
4.治る病気なのか
● 良性の疾患ですが、閉経まで完治しない病気です。
しかし、痛みや他の症状も、病態や体質に合った治療法を選択することでコントロール出来ます。
●出産すれば治る?
→
軽くなることはあっても、治ることはありません。
●この薬で治る
→
残念ながら今のところ、治ることはありません。
●この手術で治る
→
手術を受けても再発します。子宮と両側卵巣の摘出する場合を根治手術といいますがホルモンを産生する卵巣を両側とも摘出してしまうとホルモン欠乏状態となります。閉経期前(閉経年齢約50歳程度)の女性に行った場合、ホルモンの補充が必要となってきます。通常、若い女性には行いません。
● 生活や病気の状態にあわせた薬・サプリメント・手術などを取り入れ、ご自身の「生活の質」を高めることが大切です。
1.主な子宮内膜症の種類
・腹膜病変(おなかの内側を覆っている腹膜にできる病変)
・卵巣チョコレート嚢胞(のうほう)…卵巣の中で出血し、大きくなります。
・ダグラス窩の深部病変…子宮と直腸が癒着して、排便痛や性交痛を起こします。
2.まれな子宮内膜症の種類
・
・
腸管内膜症…血便・腸閉塞・排便痛などを起こします。
横隔膜の内膜症…気胸を起こします。
・
肺(実質)子宮内膜症…月経随伴性喀血(かっけつ)、ときに胸痛・呼吸困難などを起こします。
・
尿管・膀胱の子宮内膜症…排尿痛や血尿、水腎症などを起こします。
・
気管支の内膜症…喀血(かっけつ)、気胸を起こします。
その他、へそ、会陰(えいん)などでも起こります。(出産や手術時に内膜症の病変を移植してしまう、という説もあります。)
子宮内膜症の原因
以下のような諸説がありますが、まだ原因がはっきりしていません。
原因説
内容
子宮内膜移植説
月経血の一部が卵管を通って腹腔内に逆流する。
体腔上皮化生説
子宮や卵巣の上皮(一番表側の部分)が子宮内膜に変化する。
内分泌(ホルモン)説
エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンのバランスが崩れて起こる。
免疫異常
免疫のバランスの乱れによるもの
→ アレルギーと生理痛に関して詳細はコチラ
遺伝子の欠損や
異変
子宮内膜症の原因遺伝子は明らかになっていません。但し、月経血が流出する経路を形作るのに影響する遺伝子、化学物質の解毒に関係する遺伝子、炎症反応の伝達に関係する遺伝子などに差異がみられる頻度が高いことが調べられています。
現在、研究により、子宮内膜症の原因が大きく分けてこれら三つに大別されることがわかってきており、ダイオキシンなどの環境ホルモンが原因物質となっている可能性が示唆されています。原因によって当然対処法が異なってくるため、原因を特定出来る診断や検査が必要とされています。
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子宮内膜症の治療について
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子宮内膜症の症状について
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