1.主な症状は、痛みと不妊
| 痛みはさまざまで非常に幅広い |
| 痛みの種類 |
状態 |
| 月経痛 |
年を追うごとにひどくなる。鎮痛剤を飲んでも効かなくなる。 |
| 月経時以外の下腹痛 |
卵巣や子宮、腸などの癒着で、引きつれたり、圧迫される。 |
| 腰や股関節への放散痛 |
上記の痛みが神経を伝わって響く。 |
| 性交痛 |
腰を引いてしまう激しい痛みを膣の奥のほうに感じる。 |
| 肛門奥の疝(せん)痛 |
針で刺されたような痛みを肛門の奥のほうにを感じる。 |
| 排便痛 |
排便の数時間前〜排便時に肛門の奥に激痛を感じる。 |
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・その他、月経時に吐き気や下痢を伴う場合も多い。
(プロスタグランジンの働きで胃や腸の平滑筋も収縮してしまう。)
・過多月経(過剰な生理の量)がある場合も多い。(腺筋症や筋腫との併発によるもの。)
・血尿や血便の出ることもある。(尿管や直腸に内膜症の病変がある場合。) |
2.痛みなどの自覚症状のない人もいる
・内膜症があっても自覚症状の無い人もいます。内膜症があっても月経痛が無い人は約 2割にもなります
・病気の進行と痛みの強さは必ずしも一致しません。(病気が進むと痛みそのものは軽減してくる方もいらっしゃいます。) |
3.不妊
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子宮内膜症=不妊ではありません。 |
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症状の強さや病気の進行と不妊との間には相関がありません。
(痛みなどの症状が強い人でも妊娠することはあり、またさほど症状のない人でも、不妊になることがあります。) |
4.不妊の原因には、化学的不妊と物理的不妊がある
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化学的不妊とは・・・? (ステージI・IIに多い) |
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腹腔内に活性化マクロファージ(免疫細胞)や異常サイトカイン・プロスタグランジン(炎症を起こす物質)などが、異常発生しているのが原因です。(免疫異常) |
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子宮内膜症の人は、自己抗体を持っていることがあります。 |
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自己抗体とは…
血液の中には、ウイルスや細菌などの異物を抗体が攻撃して体を守る働きがあります。ところが、内膜症の人では自分の組織を攻撃してしまう異常な抗体が出現する場合があります。 |
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異常サイトカインがプロスタグランジンの放出を促し、子宮の筋肉(平滑筋)を収縮させ、卵管采が卵子をうまく受け取れないのではないかという仮説があります。 |
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物理的不妊とは・・・? (ステージIII・IVに多い) |
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・卵巣の周囲の癒着で、排卵された卵子を排出・受け取れなくなります。
・(卵巣のチョコレート嚢胞に古い血が溜まって大きくなると、妊娠の邪魔をします)
・他には子宮の形の異常や卵管の通過障害・排卵障害などが原因の場合があります。 |
5.妊娠を望む場合には、保存手術を行う
・内膜症の病変部分だけ取り除いて、子宮と卵巣を残します。
・癒着を剥がして、最後に腹腔内を洗浄します。
・ 手術後、半年〜一年以内が妊娠しやすい時期になります。卵巣の腫れが5cm以下ならば一般的にはすぐに手術をせず、妊娠したい時にタイミングを合わせて手術をするほうが、体に負担が少なくて済みます。 |
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